2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

some kind of crime

灰野敬二 × ジム・オルーク@新宿JAM。 http://www.geocities.jp/uramado_record/ 狭いライブハウスにしてはいくらなんでも客が多すぎて、はじまる前からすでに軽く酸欠で酩酊状態。その中でさらに追い討ちをかけるような行くあてのないセッションがのたうつ…

南へ

ミツバチのささやき / エル・スール ボーナス・ディスク付き スペシャルボックス [DVD] ビクトルエリセといえばまず「ミツバチのささやき」、というのはエリセを知る人からすれば通説なのだけれど、個人的には「エルスール」という語感が昔からなんとなく好…

消しゴム頭

[DVD]" title="イレイザーヘッド 完全版 [DVD]" class="asin"> 監督第一作であるがしかし、リンチの作品の中ではもっとも異色の要素が強い。そのあとの作品に通じる「主人公の夢想する世界で展開する世界と通常の世界との対比」が見られる一方で、近作ではド…

参加型メディアが可視化する"FAXAI"2.0

台風前線 - 参加型メディアが可視化する最前線の台風情報 - デジタル台風をRSSでマッシュアップしてクロースアップしようという手法。と書くとなんでもないようだけど、国立情報学研究所の人が企画、日本郵政公社と東大のデータを利用、さらには衛星ひまわり…

プログレ系にありがちな迷走した和訳タイトル

Larks' Tongues In Aspic, 30th Anniversary Edition istのCMで使われてる「EASY MONEY」収録のアルバム。邦題は「太陽と戦慄」。…はて。 すてきなジャケですねー。内容も素晴らしい。もしかしてこのジャケから邦題を…。その話はもうやめ。 アルバム、という…

夢を売るのも大事だけれどね

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toyota istのCMが非常に好感触。といっても、純粋に、音楽とキャラクターがピッタリハマっているという部分においての印象が強い。さながらイメージビデオのよう。 全色ごとにかなり凝ったver.があって、しかもキャスティングがオダギリジョーというゴージャ…

備忘録など

ここ1,2週間くらいの出来事。 □13日土曜はbankart NYK、知人の出演するパフォーマンスを観劇。 □20日土曜はspiral、LEDを使ったパフォーマンス、上に同じ。 □日曜はF1決勝。まだ控訴とかいってるけど、ドラマチックだった(中嶋KのピットINが)。 □今週末はN…

ちいさいあき ちいさいあき ちいさいあきみつけなー

にほんのうた 第一集 今日発売。これってコモンズだね。と思わせるジャケと顔ぶれ。さっき大貫さんのRADIOでキリンジの「埴生の宿」が朗々と流れていた。どれも気になる組み合わせ、選曲だけどやっぱり冒頭の「赤とんぼ」が気になる。

金魚のよふかし

Late Night Tales [Lindstrom] (ALNCD18) 夜更けのためのBGMシリーズ、リンドストロームが手がけたダブ寄りのミックス。普段耳慣れないジャンルなので全体を通してはやっぱりちょっと馴染めない感じなのだけれど、Dominique Leoneの"Conversational"という曲…

SNOW, SAKURA at KUMANO

art

東京都写真美術館 スペースを広く使った部分と、狭く仕切った部分とのコントラスト、明暗、陰と陽のバランスが、写真そのものにおいても印象的だった。

発酵した瞬き

夜中にシネフィルイマジカで去年のPFFグランプリの「はっこう」を途中から見た。何年か前のグランプリ作「モル」を超えるような衝動的な作品。日常の中から狂気をコミカル/シニカルに描き出していた。そして助監督には数時間前に下北沢のエンドロールで見か…

SUZUNARI

下北沢フィルムアートンにて、『裸over8』レイトショー。上映後に鉄割アルバトロスケットのパフォーマンス。鉄割は来年スズナリで公演があるらしい。フィルムアートンはなにげにはじめて行ったのだけれど、スズナリと同じ建物内で対を成しているスペース、と…

昔はガード下にありましたね

移転後1年経つsecobarに行った。プロジェクタが6台もあって、いろいろインスタレーションのアイデアを考えてみたりする。

kazuo ohno festival 2007

『ラ・アルヘンチーナ頌』に捧ぐ公募作品連続上演〔上杉満代, Off Nibroll〕。明日以降は見に行かないので総括すると、一つのファクターをこの企画のようにいろいろな側面、断面からとらえようとする試みは、いずれにせよきわめて重要だ。

舞踏とブトウ

キム・メジャ+ 大野慶人デュオ「春の花 秋の月」 先週に引き続いて、大野一雄フェスティバル2007へ。終わりよければ全てよし、とよくいうけれど、映画でも芝居でも舞台でも、あーここで終わったらすごくいいのに、と思う瞬間が大体あって、そこですっきり終…

ひさびさハツダイ

art

MELTING POINT メルティング・ポイント オペラシティアートギャラリー。3人の作家によるインスタレーション。 地平線をモチーフとしたErnesto Netoによる作品は、舞台美術的な、あるいは建築的な性格を持ち合わせていて、人が入り込み、関わることで新たな風…

苺ジャム

pv

さっきM-ONで流れてたanimal collectiveのビデオ。 このあとに流れたのが、狂乱系PVでは一種のパイオニア的存在ともいえる"COME TO DADDY"だったんだけれど、これにはそれを軽やかに上回ってみせるおぞましさと痛快さがある。思うに、狂ったように刻まれるリ…

置き土産は選挙カー

http://www.asahi.com/obituaries/update/1012/TKY200710120240.html ひとまずお悔やみ申し上げます。

今も昔も決して想像がつかない日本映画

早稲田松竹にて、長谷川和彦監督作品特集。特集といっても'76年以来監督作品が2本しかないので、必然的にその2本立てということになる。『青春の殺人者』は何度も見ていたけれど、スクリーンでははじめて。最初に映画館で見たらトラウマになったんじゃないか…

Les Rita Mitsouko

ポーラエックスしかり、汚れた血しかり、レオスカラックスの映画は必ずどこかにネジを大きく抜き落とす場面が待っている。ポンヌフの恋人はそれが最後の方にいくつか訪れるわけで、音楽的にはその最たる局面がラストのリタミツコがかかるシーン。映画の雰囲…

虹の彼方へ

RADIOHEAD.COM | DEAD AIR SPACE 奇跡の新譜リリース。狂乱の先行ダウンロードサービスでサーバがダウン寸前のところを、何度もトライを重ねて個人情報と引き換えに何とか入手。 一度通して聴いた印象では、トムのソロアルバムでの制作プロセスが生かされて…

記憶の底に降りた緞帳

【大野一雄フェスティバル2007】カロリン・カールソン ソロ 「DOUBLE VISION」 会場についての個人的な感慨や、開演前の客誘導のこととか、本編以外のことで書き出すときりがないので、ここはひとつ「料理」の善し悪しだけ。店の雰囲気も含めて判断すべきで…