出てきた瞬間にスープ表面の脂がパリパリいってた

NYKのあと、ほんとは桜木町まで歩いて王将でギョウザ食べようと思ってたけど、馬車道まで歩いてるうちに寒さに負けて挫折。
自宅近くに最近出来た拉麺屋に入るも、スープが塩辛くひたすらフラストレイテッド。こんなんじゃこの街に星の数ほど乱立する拉麺屋の沼からサヴァイヴ出来ねーぞと心の中でクダを巻いて帰宅。

見た目は駅前の居酒屋で年中クダ巻いてそうな感じなんだがこれが

http://precog-jp.net/2007/11/alive_art_matsuri_vol3_solo_ex.html
流れで、神村さんとセットでNYKに企画されていたライブイベントへ。前半は、激しく明滅しまくる蛍光灯(安直だけどライトセーバーを連想してしまった)の光と轟音ノイズの反響音に身を委ねながら、近頃の人間関係とかに軽く思いを馳せる。なぜか羊男のことを思い出して、あーでも羊男なんてこの空間にはいそうだけど残念ながらいないから、自分の配電盤は自分で繋がなきゃなー、とか。
後半はジェダイとゲスト・三上寛さんの共演。三上さんの歌がまた味があって非常によかった。今まで食べたことのない珍味を初めて食べてみたら意外にも上手くて酒がすすんだ感じ。エンガワとか魚のアラとか、主要な部分じゃないけど、ほら食べれますよっていう。両者がいい感じに探り合ってる距離感も、なんか円盤とかそのあたりでやってそうなラフさ加減で、それをNYKの空間で聴けたのはある意味とても贅沢だった。

隣の客にはまたも恵まれず

donzoko
裏打ちされたストイシズム。神村さんの舞台を見るのはこれが二度目で、出演していた知人にそのことを話したら「私は初めてだったので…」と返され、軽くイヤな空気が流れた。自分としては「二回目で慣れたということもあって今回はすんなり世界に入っていけました」という感想の前フリだったんだが、確かに前回(初回)は客としてもちょっとキツかったし、初めて客演となるともっとキツかったのだろう。慮れなかった部分が多々あり。

あとは去年の末に参加したパフォーマンスで得た「動く」経験が、たとえばnibrollなんかを見るときより全然生きているのを感じて、それはたぶん動きの法則が似ているか、あるいは相似形だったり、重なるポイントがあるのだろう。

修羅場からの脱却をもくろむ

今週末の予定の立て込みぶりといったら先週の比ではない。こういうときって歯ブラシとかアイマスクとかがすごく役に立ったりする。ほとんど気合いで乗り切る予定。

気合いで乗り切った先には待ってるものがあります。来週、武道館。

こんなPVがいつのまに!!
medalla〜voltaにかけてのビデオはどれもいまひとつだったけど、これは適度にメカニカルな作りがよいですね。

change we can believe in

海の向こうでは、「変化」を掲げる若き黒人が、これまで上院議員を努めてきたにもかかわらず「政治家としての能力」を疑われながらも、とうとう指名者争いで優勢にたった模様です。
海のこちら側では、「変化」っつったって、このくらいのささやかな変化。
eneloop
冒頭、なんかアジシオみたいな二人組の決めポーズがサブリミナルで入りますが多分気のせいでしょう。

無言の圧力

昨日の追記。
移動中、思いついたアイデアを書き留めようと思ったのだけど筆記用具を忘れていて、久しぶりにVVに立ち寄る。わざわざVVでなくてもよかったし、あの雑多な感じはすこし疲れるのだけれど、プラスアルファをなんとなく求めてしまうという意味では、いつもなにかしらの収穫があったりする。
沈黙 (集団読書テキスト (第2期B112))
沈黙 (集団読書テキスト (第2期B112))
偏りまくったラインナップが逆に魅力の書籍コーナーを見ていると、見慣れない村上さんの小冊子が目に留まる。全集からの抜粋らしく、かなり昔に出ていたらしいのだけれど全然知らなかった。帰りがけに夕食取りながら一気に読み切れてしまうくらいの短編。「五反田君」的な優等生を好意的に思っていないキャラクターを語り手に置いた構図で、コンプレックスを下敷きにしてマイノリティとマジョリティの対峙を静かに描いている。実は結構暴力的だよね、という結論。

胸ぐらい出せよとマジでいいたかったがこらえた

hitoseku.com
流れで、永作を見たくなったので見に行く。行ったのだが、実際はそこまで永作の永作らしさが生かされてなく、むしろ蒼井優の成長ぶりを実感。というのも、オシダリシュウゴという俳優と一緒に出ていて、彼も蒼井優も「リリイシュシュ」に出ていたので、なんというか時の流れを強く感じたり、前にもこんな美大生役やってなかったけ?と思ったり。永作を普通に見せよう見せようという見せ手の気負いがむしろわずらわしく、そういう変なプレッシャーがない分他の役はやりやすかったのだろう。
1カット1カットに固執するあまりテンポが悪くなり、全体的に間延びした印象。もう少し編集をがんばって、切り詰めて120分を割る作品に出来るホンなんじゃないだろうか。男と女が出会い、引かれ合って、やがてアクシデントが起こり、二人は離れ、そして…という至極ステレオタイプな展開を見せるのに、漫画のような構図や演出が本当に必要なのかどうかはよくわからないが、原作の持ち味を生かそうという意図なのだろう。
よかったところは、永作が朝方一人で部屋に帰ってきて音楽に合わせて服を抜き出すシーンと、エンディングの「my life」カバー。これが意外にしっくりきていた。