南アルプス紅一点

久しぶりにテレビドラマを見ていたら、千秋様が学校の先生になって奈良に行くというヘンな話をやっていた。あの俳優は明らかに千秋様にしか見えへんという、そういう話なんだけど、それよりもタベミカコがいいですね。ミカコっていう名前はもとより、あの雰囲気と奈良の感じが、まあ尾野マチコ辺りを連想させたりする。けれど、尾野マチコにはない妙な眼光の鋭さが朴訥フェイスの中に光っているのが彼女のよさだろう。
http://www.suntory.co.jp/water/tennensui/cm/alps.html
夜中、久しぶりにケーブルテレビで「リンダリンダリンダ」を、ドラムの子が好きな男の子とホットケーキ焼きすぎてバンドの練習に遅れるあたりから。そういやギターの女の子が最近結婚したんだなー、女子高生の格好してるけど。とか。ベースの女の子がタベミカコだったら実はこの四人は完璧だったんじゃないかという気もするけれど、バンドのスキルとか、キャラクター的なことを考えると(スーパーのシーンがよい)、むしろBBBの微妙な女の子でよかったんかなという結論。というか、BBBのボーカルはどうなの?という疑問。

ベースが女の子、でふと思い出したのがこれ。

だいぶ前にリンク貼った気もするんだけど、このビデオがMTVで最近よく流れていて、なんでかと思ったら近々日本盤がリリースらしい。それはとにかく、ソニックユースにしても、スーパーカーにしても、BBBにしても、あとこのひとたちにしても、鍵になってるのは「ベースが女の子」っていうひとつのシチュエーション。ベースは覚えるがラクだっていうのもありますけどね。ほんとは凄い大変だと思うけど。

珍しくない空洞でゆらゆらするバッファロー

Buffalo Daughter presents Euphorium vol.2 @ UNIT

LIVE :
Buffalo Daughter
ゆらゆら帝国
METALCHICKS
にせんねんもんだい
Incense
珍しいキノコ舞踊団 w/Buffalo Daughter

以下省略。こちらに詳細。

今年最初のオール、というかライブ。bd主催のイベントもので、メンツが非常に豪華。唯一突っ込みどころだったのはシノハラトモエのDJだったなあー。でも本人のブログに載ってる写真がおもろかったからよしとしよう。

当日券待ちでけっこう並ばされたので、中に入ったときにはすでに珍しいキノコのパフォーマンスが終わっていたのがかなり残念。こういうメンツの中でどういうパフォーマンスをして、どういうリアクションだったのかが見たかった。

ゆらゆら帝国〜bdの流れは一昨年のフジロック(ヘヴン〜ホワイト)と同じだったけど、両方とも、少なくともゆらゆらはそのときよりよかった。やっぱりゆら帝の音はハコでやる方が合っているような気がする。
bdは1曲目が「S.O.I.D」だったので、もうそれだけで大満足。映像が非常に独創的だった。両翼の二人は演奏のスキルがやっぱりちがうよね、と思っていたら、最後のにせんねんもんだいとのセッションでさらにそのうねりが増して、終わったー思ったら「どうも、にせんねんドーターでした」て。そのあとのにせんねんもんだいも見ましたがさすがに途中でエネルギーが切れました


この映像だとあまり分からんけど、ベースの人はほんとすごいよね、なんというか、一糸乱れぬというのは、たぶんこの人のことを指して言うのではないかと。

そうまいはそうまいで補うべし

風花 kaza-hana [DVD]
風花 kaza-hana [DVD]
本当は『東京上空いらっしゃいませ』をVHSで見ようとしたのだけど、ビデオデッキに入れたらテープが詰まってしまって、本体は取りだせたんだけどデッキの中にテープが絡まっているという状況のほうが非常事態だったりする。
で、代わりにDVDで見た『風花』。もう無くなってしまった銀座のシネ・ラ・セットで見たときの感じとか、妙に懐かしい。こんだけ偏った役柄も演じられるアサノってやっぱりすごいなと改めて思う。小泉今日子は若干粗いけど、むしろ放置した演出なんだろう。大友良英の音楽がほどよく緩くて心地好い。

なんとか線の平和台駅が非常にヤバかった

夕方から、茨城県の某所までプチ出張。道中、なんか都電みたいなたたずまいの線路と踏切が…と思ったら、単線二両編成ながらも一応電車が走っていた。
豪邸のウラに併設された画家さんのアトリエに所用で伺ったあと、「やっぱり持つべきものは血筋だよねー」とかのたまいながら、友人と一緒に帰宅。東武野田線の初石(初台ではない)という駅から、うっかり大宮行きに乗りそうになるところを柏行きに乗って、常磐線直通にて、松戸、北千住と知り合いのいるとこばっか通って帰宅。ソウルセットの「Jr.」を久しぶりに聴きながら帰ったら丁度ぴったりボーナストラックまで流れ終わって家に着きました

スコッチ臭

いまこれ見ながらなんですが(52min31sec)、

昨年大晦日のwebライブキャストのyoutubeバージョン。曲間にアイキャッチを入れたりと小細工も相変わらず。
ところで、昨日レコミンツに行ったら「in rainbows」のCDが大量にあった。中古・未開封で。そういう変な流通の仕方までは本人たちはもちろん知らない。
52分という長尺のライブをそのまま配信出来てしまうというのは、バトルズとかもそうだけれど、それだけ自分たちのパフォーマンスに自信があると同時に、配信というシステム/ツールに信頼を置いてる証なのだろう。

北九州から南九州へ

昨日の夜中はこれ見てました。
EUREKA ユリイカ [DVD]
EUREKA ユリイカ [DVD]
好きな日本映画のベスト3に入るのだけれど、映像の都合上なるべくなら映画館でみたい映画。昨日はテレビだったのだけど、やはり画質の問題があって、質の悪いモノクロ映画みたいなうすっぺらいセピア色に若干辟易。今度「サッドヴァケイション」のリリースに合わせてDVDが出るらしいけど、そちらは多少よい映像なのだろうか。そもそも、どこかの蔦屋でDVDを見たような気もするけど。
今回も端役の瑞々しさに感心しきりだったんだけど、それ以上に「HELPLESS」からのつながりをアキヒコが要所要所で提示するシーンがあることに気がついた。
宮崎兄弟は「素」の兄弟としての関係性が下地にあって、その上に芝居が乗っかるというむつかしいシチュエーションなんだけど、特に妹の方は天才的にそれをこなしてしまっている。最近は薩摩のお姫様役に大躍進してしまって、こういう影のある役はもうあまり回ってこない感じですね。

I've been you mother, I've been your father


天気のいい朝はカーディガンズでも聴いていれば勝手に過ぎていく。もちろん、それでよければの話だけれど。
lyric

オモチャのような実体のない虚像( "Your face is pretty and your life's a toy" )、というのはスターの本質をさらりと言い当てている。
一見曲調とずれているように見える映像だけれど、歌詞の内容を考えた上での演出なので、なるほど説得力がある。
この曲はもう少し主張の薄い映像を使った別バージョンのPVがある。彼らのPVは2ヴァージョン制のものが結構あって、見ている方は楽しいけど作る方は単純に二度手間だしいろいろ大変なのだろう。