REM in dublin はDVDが大変よかったのだ

先週ようやくREMのライブ盤をTOWERで買ったのだが、そのとき何枚か試聴していてつい買ってしまったのがツェッペリンのライブ盤*1
Song Remains the Same
最近ベスト盤が出たらしく、このライブ盤もデジタルリマスターされていた。しかしツェッペリンのベストって。
初っぱなから「ROCK AND ROLL」「CELEBRATION DAY」「BLACK DOG」とトバしまくる選曲。中盤の緩い感じもこれまたよい。2枚目の1曲目「dazed and coonfused」に至っては、1曲で29分。プログレバンド並みに曲の展開が自由気ままで、たまにヴァースに戻ってきたりまたギターソロにいったりと、ライブの可能性を存分に感じさせてくれる*2。いつ終わるのか果てしない感じの「MOBY DICK」を挟んでラスト「HEARTBREAKER」「WHOLE LOTTA LOVE」の流れが非常にカタルシス。これは再結成ライブを見てみたい…と思ったりもするけれど、10年くらい前に見たペイジ/プラントのライブ映像を思い起こすとそこはあまり乗り気にはなれない。

*1:うっかりダフトパンクのライブ盤まで買いそうになったがそこは冷静になって考え直して、やめた

*2:rainbow2000の「rez」は何分だったんだっけ?伝説になってるらしいけれど

ホテル・ルワンダの支配人が刑事役だった

クラッシュ [DVD]
上映当時は確か足しげく『誰も知らない』を見に行っていて、武蔵野館で同じ頃やっていた『クラッシュ』は予告編ばかりをよく見たのだけど、なんだか群像劇の押しつけという印象が強くてちょっと敬遠していた。
登場人物のかかわり合い、絡み合いという部分ではかなり見応えがあったけれど、正直、何か物足りなさを感じた。キャラクターの設定に違いはあっても、基本条件がほとんど一緒だったので、そこが気になったのかもしれない。つまり、皆が皆、ストーリーの最初ではなにかにいらだっていて、そして互いにぶつかりあって、いらだっているのが、やがて治る、という状態の変化。しかし、そんな簡単なものなのだろうか。
中盤は、衝突があって、それなりにスリリングな展開もあるものの、終盤に向かうにつれて、結局「治った」状態を見せるだけになるから、見ていて若干の努力が必要だった。カット編集や音楽の使い方、特殊効果は巧みだっただけに、ちょっと悔やまれる感じ。

グレープジュースをグレープフルーツジュースだと思っていた、ずっと


AURORA
冬になると決まってブランキーやらシャーベッツやらその他関連商品を聴くようになる自分なのだけれど、今年はまだ紅葉が見頃だったりするものだからすっかりその習慣を怠ってしまって、クリムゾンとかREMとかin rainbowsとかdark trainばっかり聴いていた。今日ちょっとしたきっかけがあってこのアルバムの存在を思い出すことになったのだけれど、やっぱりよいアルバムだ。今年の夏にはソロ名義のいいライブを見れたけれど、シャーベッツはどうなってるんだろうか、と思ったらamazonには12/19発売の新譜情報が出ていた。

西友のまぐろで魚拓クロッシング

MORI ART MUSEUM [六本木クロッシング2007]
久々に森美術館。実のあるキュレーションで、なかなか見応えのある感じ。といいつつ、途中、佐藤雅彦さんの迷路で、まさに路頭に迷う。数十分かけてようやく脱出。
その他、印象的だった作品がいくつか。できやよいの微細な怨念少女、立石大河亞のツボ富士ワールド、内山英明の写真インスタレーション、田中偉一郎、などなど。なかでも衝撃だったのは、S51年の新聞1枚を丸ごと模写してみせた吉村芳生の作品だった。
その他、詳しい写真レビューは、こんなページを見つけたのでそちらを。
PEELER/六本木クロッシング2007:未来への脈動 /東京
これを読んでると名和晃平と鬼頭健吾の部屋が一つの目玉みたいに書いてあるけれど、むしろ自分はその部屋における対比関係が今回一番違和感を覚えた一瞬だったりした。

L knew that in Japan

今朝、何の虫の知らせか、起きてすぐリタミツコを聴いていたのだが、なんと、昨日こんなニュースが。
フランスのデュオ、レ・リタ・ミツコのフレッド・シシャン死去 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
なんというか言葉がない。
昨年もそうだったけれど、どうもこの時期は星が次々に流れ落ちていきます。合掌
右側に気をつけろ [DVD]

ウサギ、あるいは法被を着たタダのおっさん

今の稽古場はとあるスタジオの2Fなのだけれど、1Fには伊藤キムさんや本谷有希子さんのカンパニーがそれぞれ稽古していて、その緊張感を共有するだけでも足を運ぶかいがある。近藤芳正さんがロビーで放つオーラといったら、あれは確かにちょっとした小宇宙だ。
今日は早めにスタジオをあとにして、渋谷の某居酒屋へ。運で繋がった線というのかなんというか、フランス人監督L.Cの隣に座る機会を得る。はばからずもへべれけになった氏にいくつかテクニカルな質問をぶつけ、わずかな時間に得たかすかな興奮を静かに噛み締める。
テーブルの向こうでは、主演の俳優氏が、祭りの終わった宮大工のような法被を着て呑んだくれていて、もはや撮影のときとは別人のようにそこには妖気のかけらもない。

そのあと2軒バーをハシゴして帰宅。しかし、アルコール摂取するにしたがって英語力がどんどん落ちるのはこれ、どうにかしたいところ。