より激しく、よりよい、より速い、より強い「手」


ダフトパンクの曲にのせた自作ビデオをたまたま発見。最初どうするんだか…って見てたら、そう来たか!って感じで、あまりに良く出来てて感心。シンプルながらよく考えてあって、一つ一つの動きが、粗いっていうのもあるけれど、ちょっとずつ違うからわりと飽きない。凄い練習したんだろうな…っていうのもあるんだけど、そもそもどういうタイミングで思いつくんだろう。12,813,000view…。


こちらが本家のライブバージョンで、めちゃめちゃ盛り上がっとるわけなんだけど、2,050,000viewという再生回数を見る限りでは、どちらが本家なんだか分からなくなるのがこの世界の怖いところだ。


おまけで蟹江さんの「stronger」も貼っておきます。こちらは25,020,000viewということで、まさに格の違いというか、真のポップミュージックというか、まあそういう仕事ぶりです。こうやって並べて聞いてみると、オリジナルに較べてBPMはだいぶ落として使ってたんですね。

あるいは、もしくは

http://www.nibroll.com/romeoorjuliet/Nibroll-Romeo_or_Juliet/Romeo_or_Juliet.html
セタパブのホール内に入って、あっ、と思い出したのは、『エレファントバニッシュ』by サイモン・マクバーニー。あの公演も、そういえば映像効果をふんだんに取り入れた作品だった。しかし今回のスケール、テクニックには劣る。
「こちら」と「あちら」、という世界観をとことん膨らませたといえばそれだけなんだけど、そういえば全体を貫くコンセプトがいつも非常にシンプルで明快であることがnibroll作品の特徴といえば特徴なのかもしれない。それをいくつものヴァリエで展開し、あるいはウラ焼きし、ときに転調させることによって場面を展開させている。ハコの大きさもあるがそれはさながらモネの大きな風景画を何枚も見ているような気分で、そこではディティルの些末な問題(ダンサーのスキル、発声など)はさほど気にならなかった。

等加速度に思いつき、忘れた

さっき、なにかのPVを見ようとふいに思いたってPCの電源を入れたんだけど、それを再生する前にMTVでこんなビデオが流れてきて、見ようとしたビデオのことをふいに忘れてしまった。

ドラムの人の中腰具合、笛具合が大変結構。妙に凝ってる背景の映像、色の感じもまた新鮮。

100 ERIKA

http://www.sfyf.jp/
明日が最終日ということもあり、かつ土曜日で、しかも夕方にいったので、当然のように入場口には長蛇の列。
かなりの量の作品だったけれど、それらがテンポよく、また均等なクオリティを保ちながら展示されていたのが非常に心地好かった。マイケルリン、エルネスト・ネト、BLESS、カールステン・ニコライ、B1Fの金網、「俳優と詐欺師」、などなどかなりの作品が印象に残ったけれど、なかでも特筆するとしたら中央吹き抜けに浮かぶ銀色の巨大な立方体(石上純也)と、タナカノリユキの「100変化」。あるいはスポンサーがついてるとしても、コスト度外視で作ってることが予想出来るから、あの作品に対していくらかでも投資したい気分になって、ポスターを買おうと思ったがさすがにそれはやめた。
http://ag.magicalgate.net/ja/art/space/index.html
じゃあこれがソニーエリクソンのあれとなにがちがうのかというと、いや一緒だと思うけれど、一緒のことをやることにこそ意味があるわけで、それがいわゆる「ポップアート」なんじゃないかなと(一般論だ)。

ほとんどパブロフ

そんなこんなで、洋画の方は、今年もまたこの映画からはじめよう。
ニュー・シネマ・パラダイス [Blu-ray]
モリコーネのテーマ曲に洗脳されっぱなし。
foxlifeとかいう、ふだん滅多に見ないチャンネルなんだけど、ごく稀に映画を流していることがあったりして、油断出来ない。

ドイツ人足すレイン

http://www.german-ame.net/flash.html
招待券もらってたんだがうっかり忘れて行ってしまった。それはとにかくこの日はレイトショー最終日。で、次回からちょっと格上げして19時台になって続く模様。山本×鈴木×横浜監督のトークショーも楽しんで帰宅。内容は招待券で見に行ったときに詳しく書くけど、それにしたって、予告編で受けた印象すなわち山下作品の横滑りかと思いきや、似ても似つかなかったね。ところで山本監督はちょっとほめ過ぎだろうと思ったんだが、どうなんだろうか。