スペインでワイン2杯

Outsider
新宿TOWERで「二階堂和美のアルバム」だけ購入する予定だったのが、いろいろ試聴している中でDJシャドウの新譜のクオリティの高さが群を抜いていてこちらもお買い上げと相成りました。3枚目のアルバムですが、手法が徐々にスライドしてきていて、もはやヒップホップと言うよりも新種のエレクトロニカ、あるいはフリージャズ、もしくはロックの範疇で語られるべきなのか、ほとんど蒙昧としてますが、そんな中でひとつひとつの曲にはしっかり主張があって、聴いていてある種の安心感があります。前作、もちろん前々作とはまた違った地点での名盤ですね。
夜は花園通り沿い、御苑近くの某レストランで知人の劇団の芝居を観劇。狭いスペースでの舞台ということで、数年前に自分たちがバーで行った芝居のことを思い出し、客として来場したときの立場になっていろいろ考えてみたりしながら、開演までの時間を不慣れなワインと不慣れなフードメニューをつまみつつ相席に埋もれて過ごしました。物語は別として、スペースを上手く使いこなすという部分においても演出の力量が問われるのだなと感じました(舞台監督的な部分ではなく)。脚本がどんなに素晴らしくても芝居小屋と同じようにそれを100%見せられるかどうか、あるいは見せずとも問題が無い作品にするのか、その選択が重要です。