若頭が微妙

セーラー服と機関銃 [DVD]
セーラー服と機関銃 [DVD]
そういえばリメイクされるんですよね。相米監督の名作を越えられるとはまるで思えませんが、ヒロインのポテンシャルに関してはなかなか期待できるものがありそうです。それはともかく、徹夜した挙げ句データが全部吹っ飛んで手持ちの写真を切り抜いて作ったみたいなある意味絶妙なジャケの完成度が気になったり、ATGではなくいかにも角川であることを感じさせる秀逸なタイトルバックをフィーチャーしたDVDのメニュー画面が明らかに「炎のなかの星泉」→「たちのぼる湯気の中の星泉」に見えて幻滅したり、キャスト/スタッフ紹介のボタンを押すとなぜか「カイカン…」って声がしたり、思い入れがあるのかシャレでやってるのかよくわかりません。ちなみに「カ・イ・カ・ン」というふうに一文字ずつ分けて表記したのが俗説ですが(通例って言うのでしょうか)、実際には「カイッカン…」と言ってますね。しかもアフレコなんで若干ずれてるという。柄本さんも三國さんも皆お若くて、なにより相米監督のぶっきらぼうな撮り口が今となってはなんだか新鮮にすら思えるのでした。