point of view point

http://www.enough.jp/point/event/62dabrowski/dabrowski.html
恵比寿http://www.enough.jp/point/にて、ポーランドの写真家さんの写真展示・ビデオインスタレーション。POINTから10分くらい渋谷方向に歩いたブティックとのコラボレーション企画展ということで、POINTの方は映像メインの展示、かたや服屋の方は写真メイン、大きい写真を10枚くらい展示してあったのですが、写真は正直今ひとつな感じでした。むしろ、ポーランドの若者たちのさりげないインタビューを断片的に切り取ってみせたドキュメンタリー・ショートビデオに、日本の作品では見られないリアリティがあって良かったかなと。ビデオに出てきた若者と同じくらいの世代(10代後半〜20代前半。ワルシャワだから、結構都会なんだろうか)の若者に日本でインタビューしようものなら、間違いなくカメラに対して身構えたり、一歩引いたり、自分を繕ったり、造ったり、スカしたりされて、なかなかナチュラルな表情を切り取ったり、言葉を引き出したりすることがむつかしいような気がします。「(ある人が言ってたんだけど)旅行者がイケてるように見えるのは、彼らがみんな、非日常の中にいるから」という、ビデオの最後の言葉(インタビューされていた女の子の言葉。)が印象に残っています。