最近見たDVDとか

年賀状を書かないと行かんのだけれどね。ほかにも細々と所用があったりするんだけれど、とりあえずうっちゃってみる、あいかわらずの悪い癖。

トーク・トゥ・ハー スタンダード・エディション [DVD]
トーク・トゥ・ハー スタンダード・エディション [DVD]
友人に勧められて見てみたら、冒頭からピナバウシュのダンスを観劇して感激するシーンだし、途中登場人物の夢の中にはカエターノヴェローゾ出てくるし、要所要所が豪華で、作品を締めていたような気がします。それから、眠り続ける女性=「眠り姫」が大変美しく、同じ監督がこのあとに撮った「死ぬまでにしたい10のこと」に出ていたらしいのですが、それを思い出せないくらいの輝きでした。個人的には、彼女が髪を切って再びレッスンフロアに現れたシーンの演出、それとシーンは前後しますが、彼女が眠っているときに看護士が言った「女性の脳は眠っているときでさえ神秘的なものなんだよ」という台詞が深く印象に残ります。

セレブリティ [DVD]
セレブリティ [DVD]
これは衛星放送でたまたまタイミングが合ったので見たのですが、ウディアレンということでさすがの出来映え、見終わって思わず拍手を送りたくなる一品でした。肝心なのは無欲無心でいること、それから主人公の元妻の台詞にもありましたが、「運をつかむこと」、まあこれが一番難しいんですけどね。人生の指針を見せられたようで正直どきっとしました。ウィノナやディカプリオの好演、それに、主人公の意固地な生き方を象徴する懐古主義的なモノクロの画面、空に浮かぶ「HELP」の文字が印象に残ります。

ダンス・ウィズ・ウルブズ [DVD]
ダンス・ウィズ・ウルブズ [DVD]
アメリカという国家はどこまで進んでいっても(開拓していっても)自らの孤独を消し去れないでいて、結局暴力か、あるいは連帯することでしかその孤独をぬぐい去ることができない。実はそんな悲しい映画です。ケヴィンコスナーが冒頭、自殺を試みるシーン(馬上で両腕を大きく広げて敵に向かって突進していく)は、「ナウシカ」にもそんなシーンがあったような…とか思い出してみたりしました。