つなぎ批評

ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER (初回限定盤)
ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER (初回限定盤)
蔦屋でレンタル。9割方持ってる曲のシャッフル盤なので、実際iTunes上でほとんど再現できてしまうし、デジタルリマスターでもないし、内ジャケもそれほど良くないし(昔の佐内さんとか平間さんとかのアートワークがよかったなー)、初回限定版は発売2ヶ月以上たった今でもなぜかアマゾンで新品が入手できるし、まあとにかくそういう代物で、1枚目の「ワンダーフォーゲル」から「ばらの花」の流れとか、ないよなーと思ったりするのですが(かといって「ばらの花」に至るまでの理想的な流れなんてはっきりいって考えつかない。たぶん1曲目に鳴るのが理想なんだろう)、一方で2枚目の「ロックンロール」〜「東京」〜「青い空」〜「リボルバー」〜「男の子と女の子」あたりの流れは非常に滑らかでちょっと驚きました。そのあとの「BIRTHDAY」に至っては、ここ最近の個人的な矢野さんブーム(今度書きます)がもろに効いて、当時気がつかなかったけどこの曲はこんなことがやりたかったのか。すごいな。と。今度の新作はこっち方面にいったら面白いですね。もはやリップ系は懲りたことでしょうし。
ラストの「家出娘」〜「How to go」で終わる流れも年齢に似合わない深み、いい意味での老獪さがあります。振り返ってみると確かに聴ける曲は多いですよね。アルバムは毎回・・ですが(「NIKKI(初回限定盤DVD付)」とか買って数回しか聴いてないし)。