FRF3日目

2日目の夜、レッチリのあと、キャンプサイトから20分程歩いたところの日帰り温泉に夜中入浴して、それまでの泥やら疲れを洗い落としました。風呂から上がってくると、ロビーのテレビではNHKアーカイブスの「大黄河悠久なんちゃら」がだらーっと流れていて、その周囲には疲れきったフジロッカー達がぐったりと横たわっていたとかいないとか。
明けて次の日(快晴。ここかなり重要)は、御宿本陣日帰り温泉に朝から入って、身体の中からすっきり、身体の外も晴れ晴れ、いうことなしの状態で午後からゲートインしました。この日はシチュエーションが完璧すぎてなんだか夢のようでしたよ。
見た順(カッコ内はステージ名)。
Double Famous(orange)→小野リサ(orange)→フィッシュマンズ(heaven)→THE REFUGEE ALL STARS OF SIERRA LEONE(orange)→ゆらゆら帝国(heaven)→BUFFALO DAUGHTER(white)→SUPER FURRY ANIMALS(white)→MOGWAI(white)
Double Famous
相当よかった。天気と音楽の相性という点ではベストかも。木道亭やavalonではなくorangeという空間も彼らの音楽にマッチしていたような気がします。
フィッシュマンズ
彼らの演奏をベストアクトにあげることは簡単すぎます。なぜならリズム隊が「フィッシュマンズ」だから。どうしたって、その演奏が「フィッシュマンズ」である以上、例えばボーカルが"彼"に近ければ近い程(「感謝(驚)」)、ノスタルジックな意味での感動は強くなるからです。しかし、言い方は悪いけれど、ボーカルを1曲毎にとっかえひっかえ演奏していく今の彼らのスタイル、「"彼"の曲を演奏する」という前提、この縛りをもってどこまで進んでいくのだろう、気にはかかりました。
■THE REFUGEE ALL STARS OF SIERRA LEONE
orangeのトイレでならんで待ちながら聴いていたのですが、かなり良かった模様です。もったいなかった。というか今回もビールを飲み過ぎました。
BUFFALO DAUGHTER
Pshychic」からの曲が非常にライブ映えして、さらにはwhiteの空間によくなじんでいたような気がします。聴いているうちにだんだん日が暮れてきて、静かな深い藍色が頭上に広がってきたのがこの時間。1曲目のムーグ山本氏の歌いっぷりはちょっと笑えてしまったのですが、そのあとの曲における両サイド=大野さんとシュガーさんの職人っぷりに目を奪われっぱなしでした。
MOGWAI
ノイズの量は前回'03より増えた感じがするけれど、全体的な曲の方向性がどちらかというとポップな感じというか、暗さを伴わない感じになってきているので、そのせいか今回のノイズはあまりインパクトがなかったような気がします(単に慣れたのかも)。「Rage:man」「My Father My King」とか「Christmas steps」「2 Rights Make 1 Wrong」あたりをやってほしかったのだけれど、それは次の機会に。
11.11(土) 東京 @ STUDIO COAST
18:00/19:00 6,000円(スタンディング/ドリンク代別)
agehaですか。いやたのしみですな。


+++FRF'06総括っぽく
今回はレッドマーキーに一度も行かず、去年毎晩通った苗場食堂にも行かず、初日と3日目はorange courtとheavenのあたりをうろうろしてました。2日目に関してはタイムテーブル的に見たいものを厳選したので(かぶっていた裏のアーティストを切った)、わりと楽なスケジュールになりましたがその分シオネさんとか二階堂さんとか(3日目だけど)、BSCとか(3日目だけど)、見たくても見られなかったアーティストさんが今年は結構いました。
その一方で、今年は苗場8年目で初めてゴンドラに乗ったり、前夜祭の日も含めると3回も温泉にいったり、総合的にFRFを満喫することが出来たような気もします。