FRF2日目

2日目は曇り空、時おり雨。
11:00からWOLFMOTHERをみたあとドラゴンドラに乗ってDAY DREAMINGに行ってみました。ハイジがはないちもんめをしていたり、DJが曲をかけていたり、ill(元スーパーカーの人)がよくわからない機材を使って一人で学生っぽいライブをやっていたり、ブランコやシーソーがあったり、FRFの定義が膨張してるんだなあというのを実感しました。
見た順(カッコ内はステージ名)。
WOLFMOTHER(green)→SONIC YOUTH(green)→電気グルーヴ(green)→RED HOT CHILI PEPPERS(green)
WOLFMOTHER
客入れ中のBGMでツェッペリンの「COMMUNICATION BREAKDOWN」が流れて、これは当てつけなのか本人達の希望なのかどうなんだろう…と思っていたら、そのあと清志郎の「田舎へ行こう」が流れてムードが一掃されました。田舎へ来てもこう人が多いのではかないませんが。
あたま爆発アフロヘアのボーカルが印象的なWOLFMOTHERのライブは、確かにgreen stageに出てくるだけのことはあって、見栄えもあれば演奏力もあり、なかなか楽しませてくれました。問題の音楽性=思いっきりツェッペリン+サバス、少しディープパープル、そのあたりを配合してきたものから今後抜け出して、自分たち独自のスタイルを作り出すことが出来ればこの先もありうるかもしれないです。
SONIC YOUTH
予想した通り、新作の志向を反映した明るい印象のライヴで、'98年に豊洲ではじめて彼らを目にしたときやそのあと見た何度かの来日、フジでの演奏と比べても、較べものにならないくらいサウンドが洗練されていました。フィードバックもなければ1曲1曲が程よい長さで、なによりコード自体が明るい(たぶん)。キムは(丸見え上等のタイツで)楽器を手にせずくるくると回りながら歌うシーンが多かったような気がするし、何より彼らの変化を象徴していたのが、髪を切ってこぎれいな格好で現れたゲストのジムオルークだったような気がします。「teen age riot」でスタートした何年か前のgreen stageの感じも好きなんですけどねぇ。
電気グルーヴ
この日のベスト(4つしか見てませんけど)。冒頭「N.O.」で卓球が歌いだしたところでいろいろと感慨深く、何ともいえなく、事前に心配していたこと(以前フジで見たときに良くなかったこととか、最後にWIREで見たときにイマイチだったこととか)は吹き飛んでしまいました。KAGAMIのサポートで新たな息吹を吹き込まれたトラック群が次々に繰り出される様子には、今後の展開を期待させる可能性があったような気がします。ラスト前の「富士山」で再び感慨ひとしお、ラストの「虹」で三たびひとしおでした。
レッチリ
なにはともあれ「OTHERSIDE」をやってくださいよ。「UNDER THE BRIDGE」もやってくださいよ。新しいアルバムあんまり聴いてないので分からないんですよ。という感じの選曲でした。モッシュピット後ろのエリアに陣取り、危険は回避したかな…と思ったら全然考えが甘かったようで、「CAN'T STOP」で始まった瞬間周囲はモッシュピットと変わらない騒ぎっぷりになったのでむしろヒキました。しかしヒいたところでもはや後方には引き返せず、やむを得ず90min.を半ば耐えしのぎながらその場に居続けたのですが、正直あまり印象に残らなかったのですがこれはどうしてでしょう。貫禄はありましたね。でもその程度です。「Suck My Kiss」とか「Breaking The Girl」とかやってくれなきゃなあ(我侭)。