FRF1日目

初日は曇り空、時おり小雨がぱらつく天気。
見た順(カッコ内はステージ名)。
SAKEROCK(white)→ザ・クロマニヨンズ(white)→アラヤヴィジャナ(avalon)→加藤登紀子(heaven)→TOMMY GUERRERO(white)→OOIOO(orange)→矢野顕子(orange)→ハリー・ホソノ・クインテット(orange)→FRANZ FERDINAND(green)
SAKEROCK
もうちょっと狭いハコの方が彼ららしさを生かせるのかなあ、と思いつつ、白いスーツで決めてくれた彼らの演奏を堪能、そしてハマケンのアメージングMCで爆笑(テポドンとNODONが交尾をしてなにかが生まれたー。平沢○○だー。とか)。
クロマニヨンズ
ハイロウズより好きかもという大衆の支持はありそう。なぜならハイロウズではあり得なかった純粋さ、キレがあって、その結果として最終的にヒロトが尻を出し得るバンドになっているのがクロマニヨンズで、そうでなかったのがハイロウズと言えるのかも(ハイロウズでも出してたのかな。よくわかりませんが)。
TOMMY GUERRERO
ホワイトのサウンドシステムが合致するバンドと合致しないバンドがあって、トミーゲレロに関しては前者にあてはまっていました。結局一番聴きごたえがあったのが、一番良く聴いていたイヤー・オブ・ザ・モンキーからのトラックだったのは、新曲が彼らにとってもまだしっくり来ていないからでしょうか。
OOIOO
一見、「あふりらんぽかしらん」とおもわせる赤々しい衣装でほぼみなさんまとめていた彼女達。繰り出される演奏は新しいアルバムの方向性そのままに、かんたんにいうと「VORE回帰」とでもいうべき、トランシーなロックを民族的に紡いでいくものでした。heavenあたりで聴いても面白かったかもなあ、とか。
矢野顕子
今回のベストアクトです。ロックフェスに行っておいて矢野さんがベスト、というのもなんだかあれですが(フランツとかレッチリとかじゃないのもあれですが)、プロフェッショナルの手練というのを久し振りに垣間みた気がしました。「ここにいらっしゃる人とは、もしかしたらもうここで会うのが最後かもしれないけど」というMC、あとは詳しく書きませんが、あえて書くとすれば「prayer」「ばらの花」が白眉でした。自分自身の為だけに表現活動をするアーティストが多い中、サービス精神を常に持った稀有なアーティストの一人の演奏を生で見ることが出来たのは本当に幸運だったような気がします。
演奏が始まった頃は隣のheavenの演奏の音が気になったのですが、それも時間を追うにつれて気にならなくなり、途中からは周りからちらほらきこえる鼻をすする音の方が目だつ程でした。フジではなかなかお目にかかれないシチュエーションです。
■ハリー細野
最後のあっこさん飛び入りで「終わりの季節」「相合傘」この2曲につきます。アンコールでは「ろっかまいべいびい」やってくれましたし。細野さんは、とぼけているようなやるきがないような、そんなふりをして終始のんびり演奏していました。