エーテル物質…の彼方…

Dreams Come True
Dreams Come True
ジュディス・リン・シル(ジュディ・シル)は、1944年10月7日にカリフォルニア州スタジオ・シティでバラ色の頬をした二人兄妹の妹として生を受けた。その35年後の1979年11月23日、彼女はこの世を去り、エーテル物質の彼方へと旅立った。……(以下略/アルバムライナーノーツ冒頭より引用)

彼女は'60〜'70年代に活躍した女性SSWの一人だったんですね。このアルバムは彼女の大ファンであるジムオルークによるミックスが施された再発盤が昨年リリースされていて、ボーナストラック入りだったりエンハンスド仕様だったり2枚組だったりもうひっちゃかめっちゃかなのですが、とにかくライナーに掲載されているジュディ・シルのインタビュー(ローリング・ストーン誌)が過激すぎます。「(前略)その男と私は強盗をやりだすようになった。6ヶ所か7ヶ所の酒屋やガソリンスタンドを襲ったわ。」バリバリの犯罪です。クライムソングライターですね。バム・アーデル(ジュディの従兄弟)「ジュディはまるで、ドラッグを少しキメた"長靴下のピッピ"みたいだった。」ドラッグセックスロックンロールですね。それにしたってずいぶん優しいメロディで、それはそれで安心させられます。