『CODE 46』@シネセゾン渋谷

設定の甘さ、それと脚本の中途半端さが、テーマの興味深さ(染色体に関する法律云々、でそれが運命の恋愛云々)をこれでもかと惨殺していた感じ。話をもっと深いところまで掘り下げて欲しかったです。映像的にも、上海でそれ(近未来)っぽいところをロケーションしてあとは適当に撮影した感がありありでした。カット割りもなんだか雑な印象でしたが、マイケル冬底監督はいつもあんな感じなのでしょうか。『ひかりのまち』とかけっこう評判いいのですがちょっと腰が引けてしまいます。でとにかくまとめると、サマンサ・モートンの美しさだけが際だっていた一本でした。というかそれに救われましたよむしろ。BBCフィルム製作って、要は日本のフジテレビ製作みたいなもんか。どうりでするするっと上っ面で見れたわけでした。手法がTVっぽいというか、本質がない感じで。