ザムザでノイズ

BABY-Q東野祥子+ミュージシャンズ『E/G』
東野祥子×中原昌也ザムザ阿佐ヶ谷。本当は昨日の灰野敬二も見たかったのだけれど、わけあって先送り。
映像の使い方は、参考になるような、反芻させられるような、とても奇妙な感覚。しかしあのスピード感とテンポは学ぶべき点だろう。とにかく、セッションハウスで見たアクシデントを乗り越えていらっしゃる東野さんの砂のような細かい動きに、ただただ感服。
全体として、ライブパフォーマンス/ダンス/映像の関連性、非関連性についてのある種のシステム、ルールを構築しようという、非常に完成度の高いところを目指しているのが分かる作品。ただ、惜しむらくは中原さんご本人の挙動不審なキャラクタが(あるシーンだけなのだが)ちょっと気になった。今回はライブありきの作品だったので特にもったいなかったような。音はもちろん良かった。