神の子供たちはみな踊る

タイトルと内容は何らいっさい関係ございません。ちなみにいま読んでいるのは「ダンス・ダンス・ダンス」で、3回目か4回目くらいです。「神の子供たちはみな踊る」の英訳は「after the quake」というそうです。なぜかまだ読んでないので(結構そういうのが多い)、近いうちに読んでみます。
ベルリン・フィルと子どもたち コレクターズ・エディション [DVD]
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この映画は日本では「ベルリンフィルと子供たち」ですが、原題は「RHYTHM IS IT!」。日本語タイトルを見て、ベルリンフィルと子供たちの交流とか、少年合唱団の話とか、そういう系のかなと思ったら(写真美術館系ですね)、ばってん、ベルリンフィルの首席指揮者を務めるサイモン・ラトルストラヴィンスキーの「春」を指揮して、それに合わせて12,13才から21,22才くらいまでの「子供たち」がダンスを踊る、というもので、日本でならやっぱり写美かもしれないけど、売り方がちょっと違ってくるよなあ、という内容。
ダンスの振り付けをやっていたイギリス人のロイストン・マルドゥームの言葉や、なかなかいうことをきかない大勢の子供たちに対峙する彼の方法が印象的だった。それはもはやコレオグラファーという枠を越えて一人の教育者として完成されていて、時間を追うに連れてロイストンの「思想」のもとに子供たちの動きや志向が収斂されていく様子がカメラに収められている様子は、ある種のエデュケーションプログラムのドキュメンタリーを見ているようでもあった。