進駐軍は日本語が読めないのだった

東京都写真美術館
今週は写真をとにかく大量に撮っていたので、今日はとにかく人様の写真を見る日にしようと決めて、写美に出かけてみる。ただ、決めて出かけたのがちょっと遅かったので、見れた展示が3Fの戦後ものだけだった。木村伊兵衛林忠彦の斬新かつ冷静な視点に関心。印象に残ったのは、四谷見附の踏切、銀座のデパート定点観測、太宰治坂口安吾のポートレイトなど。戦後復興によって文化の解放が起こり、政府の飼い犬的一メディアにすぎなかった写真が一表現手段として様々な可能性をはらみ始めた、と。そういう意味で後半のヌード写真連発展示もなかなか興味深かった。