右脳系

ハッピー・デイズ
ハッピー・デイズ
静かな海辺を波打ち際沿いに歩いて行くと、馬の首がうちあげられていて、その中には、小さな虫がうようよ、うようよ、何万匹も這い回っている。それをしばらく、日が暮れるまで覗き込んだ後、また海辺を歩いていく。「ブリキの太鼓 [DVD]」のワンシーンを引き延ばしたような、静けさと穏やかな狂気がスムースに連なった47分32秒。
1997年リリース。もし10年前これを手に取ったらさて、どうなってただろう。たぶん聴かなかったと思う。


似た感じの音を最近聴いたなあと思ったら、2年前のこれでした。
MIZU NO NAI UMI
MIZU NO NAI UMI
久々に聴いてみるかなと思ったらCD棚に見つからなくて、紙ジャケで存在感が薄いということもあるのだけれど、一体どこへいったんだろう。という今日この頃。そういうのって小さい頃からわりとあります。「あのゲームソフトがないなー」からはじまって、「あの本が見つからない」へ連綿とつづく流れ。