琴線メーター修理しました

ここは一応「日々の生活の中で刺激になったもののみ書き留める」ページなのですが、肝心の「最も琴線に触れたもの」や「琴線に触れた出来事」について、描写がおざなりになってしまったり、ひいては描写すること自体放棄してしまっていたりして、つまりはページの存在が少し蒙昧としかかっているように思われて少し気がかりな今日この頃なのです。つまりね、いいものはきちんといいといえるようにしましょう、と。それだけです。
3 peace ~live at 百年蔵~
3 peace ~live at 百年蔵~
これもたしか発売日にHMVで試聴して、買ったのはその1週間後くらいだったので、おそらく先月のうちには手にしていたはずなのですが、なんだかんだでここには書いてなくて、でも、彼らのライブ音源で、しかも会場が酒蔵とくれば、よくないはずがありません。音の返りが独特の柔らかさで、ヘッドホンやイヤホンで聴くのならばよほど高級なものでない限り、その暖かみがただの粗雑さにしか伝わってこないので、少なくともコンポのスピーカーで鑑賞することをお薦めします。
1枚目冒頭の「シカゴ」から、カバー曲を交えたほぼベストな選曲が堪えます。個人的には「まちわびまちさび」に思い入れがあるので、久々に耳にした「月食」がちょっと感慨深過ぎでした。2枚目に入るとメンバーもお客さんも会場の雰囲気に馴染んだのか、冒頭「便箋歌」から「恋わずらい」「カルアミルク」「Folklore」「バイタルサイン」と続いていく流れが秀逸です。彼らの生み出すアットホームな感じって、実は正直あまり好きではないんだけれど、このアルバムの雰囲気はなぜかいいかなと思わされてしまいます。演奏する側も聴く側もいい具合にリラックスしていて、ライブにはとても理想的なシチュエーションが伺い知れます。
アルバム「ダイナミック」とか、世間の評判とは裏腹にあんまり好きじゃなくてほとんど聴いてませんけど、久々に聴いてみようかなとか、そういう気分になりつつある昨今です。