脳内モンタージュ

エターナル・サンシャイン DTSスペシャル・エディション [DVD]
エターナル・サンシャイン DTSスペシャル・エディション [DVD]
ミシェルゴンドリーの監督第二作目をDVDにて鑑賞。「マルコビッチの穴」と同じくカウフマンの脳内操作系ストーリーがのたうちまわり、その状況をこちらの脳内で同時に整理しながら並走しているうちに100余分が過ぎていきます。マッシュアップの連続=時間軸がコピーアンドペーストされすぎていることなのか、それともメイン二人の相性なのか、決定的な原因は分かりませんが、全体に大きな流れのようなものがあまり感じられず、ともすればハードミニマルの手法で恋愛映画を作ってしまっていたような気もしました。唯一救いだったのはキルスティン・ダンストが脚本の楔となるべき役を好演していたことです。今後要注目ですよ。代表作が「sパイダーマン」だなんてちょっといただけません。