白黒はっきりしてます

Ecology Of Everyday Life 毎日の環境学
Ecology Of Everyday Life 毎日の環境学
「灰色は、その歴史を、
なるべく人々に見せないようにしていました。
それは、あまりにも大きな、
楽しさとか、喜びとか、希望とか、優しさとか、おもしろさを、
人々に与えてしまうからでした。」
何も語らないメッセージだからこそ、帯に記された暗喩(揶揄が過ぎるようにも思われますが)が為す役割、意味の大きさなどを勘ぐってみたくなります。なににせよ、シンプルで簡素な信藤三雄アートワークが光りまくりな1枚です。
ボーカルレスになって寂しいとか宣う輩もいらっしゃるようですが、結局は何処を切り取ってもイメージされる風景はやっぱりオザケンの音楽そのものであって、加えてそのエッセンスがNYの水により馴染み、「向こう」のお方になったのかなという印象です。野球の日本代表としてチームを牽引してらっしゃる(テンションもキャラも近頃変貌を遂げていてちょっと気にかかる)イチロー選手がWBCの日本での予選ラウンドを終えてアメリカに渡ったあと、「戻ってくると違和感がなくなる。車の左ハンドルと右ハンドルの違いのようなもの」と話していて、「here」と「there」が彼らの中では逆転してるんだなあと。長くやってるとそれが当然になりますが、環境は人に影響を与える…って話がそれてきましたね。