サブリミナリズム（一種の）

ブルース・リー/死亡遊戯 [DVD]

しかし小ネタの宝庫ですねこの作品。某作品で忠実に再現されていた黄色に黒いラインのスーツ、それと足元のスニーカーですが、オリジナルはアディダスだったんですね。タランティーノがPUMA好きだったりしたんでしょうか。あと「ドラゴンボール」に出てくる"ジャーキー・チュン"（亀仙人）の変装の出典がもろにこの作品だったり、カリーム・アブドゥル＝ジャバー（部活でシュートフォームを良くみんなでまねしました）が中ボスで出演してたり、メインディッシュ以外でも楽しめるところ満載の映画です。ほとんどがスタントマン、あるいはuッチャンnンチャンのアナウンサー口説いてる方に似てるかたとか、そういうちょっと空手出来そうなアジア系の人が主役を代わる代わるカットごとに務めているわけなのですが、ほんの一瞬だけ、ブルースリーの眼光や、佇まいのカットが挿入されただけで、映画の文法的にはかなりはちゃめちゃなのだけれど（主役の肩なめ連発とか）、彼の存在感だけでこれだけの作品が成立しうるということにとりあえず敬意を評す他ないよなと思わされます。