resfest

ジョナサングレイザー・レトロスペクティブ。半分くらい見たことがある作品でしたが、通史的に他のアーカイブと一緒に鑑賞することで新たな発見がありました。
「street spirit」「into my arms」「virtual insanity」「karma police」「rabbit in your headlight」「song for lovers」PVはこれで全部。挙げてみたらほぼ全部チェック済みでした…。ほかにギネスビールやWRANGLERのCMなど。PVに関しては、基本的に「自然物(natural objects)と人工物(industrial objects)の対立、あるいは共存」というのが一貫したテーマとして描かれていて、初期は自然物のメタファーが虫や鳥だったり、血液のようなものだったり、「karma police」の炎だったりするのですが、しまいには増幅しすぎてきて人の形をなしてしまう。それがUNKLEのビデオで車に轢かれまくっていたあのおっさんだと思います。あのビデオで彼の仕事はわりとピークというか、軽い到達点を迎えたというか、まあ実際あれ以上の何をやれというのでしょう。ちょっとそれ以降の作品は(そんなに悪くはなかったのですが)いまいちピンと来ませんでした。
どうでもいいのですがラフォーレの映像イベントはほんと醜悪というか、PAもしょぼいし画は見づらいし、こんなとこでWARPVISIONのDVDなんて買うよりamazonで買うたるわと思いつつ帰宅。