DMW

6/9にULgalleryで見たのと同じ、ピンク映画のドキュメンタリー作品の上映。継続してるので仕方がないけどメリットは何処にあるのか。でも改めて見直してみると若松孝二世代の作品はピンクを超えたエネルギーを持っていることは明らかで、その結果が'65年の『壁の中の秘事(Affairs in the Wall)』ベルリン映画祭出品なんていうちょっとした若松氏の快挙に繋がったのだろう。ワンシーンを少し見たのだが、自分の中では実相寺昭雄曼荼羅』に繋がるような、自由奔放な泥くささと汗くささが「映画」という枠にいい意味で括られつつ、構図やカット割りも含めた全体の活発なテンションが瞬間的に映像から伝わってきて、見ていて大変爽快だった。イメージフォーラムでまた特集上映あったりするのなら是非見てみたいものだ。