「山下毅雄を斬る」大友良英

で久々にチャーリーコーセイの歌声を聞きたくなってCD棚から引っ張り出してみる。学生時代、中古漫画屋に申し訳程度にくっついてたCDコーナーで1000円足らずで買ったもの。当時近くのジャズバーに大友氏がライブで来たりして、その近辺に結構興味があった(もちろん今も興味はあるけれど)。まあとにかくこの日昼間から夕方、「DEGUSTATION A JAZZ」オールリピートしていたのがここに来て伏線となったような。
1曲目を聞いてとにかく憤然やるかたない気分になる。とにかく、滅法、格好がよすぎる。1曲目「プレイガールBGM」はsax菊地成孔、piano南博、drums芳垣安洋、sampler松原幸子、シンセとギターが大友良英。このメンツで繰り出される新規開拓的ジャズ(すまん全く語彙がない)、にのっかるセクスィー女子ボーカル(これも語彙無きにつき)。今までこれを素通りしていたという後悔よりも、何か回るところを回ってここに戻ってきたという充足感が先に立った。この手の音が聞けるようになったのか、自分は、という。ちなみに余談;「プレイガール」こないだちらっとCSで見ましたけど映像もなかなかいろんな意味で刺激的、"興味深い"寄りの刺激。
そのあとは果たして、(贔屓でも何でもなく)new jazz quintetのトラックが出色。まあこの結論で締めたくないけど両雄ならびたたずということなんでしょうか。ちょっと残念。