斬るか斬られるか 

BRAKHAGE EYES @ アテネ・フランセ文化センター / 作品群"SINCERITY"を鑑賞。
まあなんというか、一言でいうと、デレク・ジャーマンを見たとき以来の衝撃。ここまでやっている人間が"先駆"として既に居る今現在、自分は何を成すべきなのか。もはやそれはやるべきかやらないべきかの議論にまでいたるのは至極当然。しかし選択肢は一つであって時間が無駄になるだけ。一コマ一コマをじっくりと見つめていると、細かい部分で自分の方法論に弾みがついた部分もあり。何にせよ中途半端ではいかんなと…
彼の作品についていろいろ批評はされ尽くされてきたのだろうけど、作品群自体がれっきとした一つのカテゴリーであり、それぞれがおそらく「意志を貫く」というコンセプトに集約されるような気がした。作品ごとにテーマが多少異なっていてもそれは変わらないのだろう。

『DOG STAR MAN』『LOVE SONGS』…directors LABELみたくDVDボックスにはなりそうもなく、このご時世にビデオ2本に1万円トばすのを高いと見るか安いと見るか。片方選ぶことなどできようもない。


とかいいつつもね、時代はフィルムからビデオへ流れるわけで、『ヴァンダの部屋』見に行きますよ。dogvilleに続きまたも3時間近いですが。