『青い車』 (dir.奥原浩志)

青い車っていうからてっきりスピッツのあれかと思ったら違うらしい。よしもとよしともという人の漫画が原作の映画なのだが、問題はキャスト。麻生久美子、宮崎あおい、ARATA、田口トモロヲときたもんだからこれは軽々割腹自殺レベル、目玉が何個あっても足りないというものであって。とにかく麻生久美子と宮崎あおいがARATAを取り合うらしいってのでまあ何というか…そして麻生久美子はまた"とられる"役なのか？（cf.『贅沢な骨』）
先日『波』もDVDで見ましたが奥原監督の作品には説得力はないけど何かぼんやりした後味はあるという、何ともいえない印象があるような気がします。ベストマッチだったサンガツとのタッグを外して曽我部恵一と組む音楽も含めて、今年の冬一番の注目邦画。