orbもよかったのだ

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昨日、幕張にて、アンダーワールドほか。
予想が的中してsimian mobile discoには間に合わず、着いたときにはアンドリューウェザーオールのこの日2セット目のDJ、ダブセットが心地よくフロアに響いていた。彼はそのあとのハウスセットでも素晴らしいプレイ。それより、サブフロアのドリンク・フードエリアの行列がひどくてしょっぱなから戦意喪失。その前のクロークも長蛇の列で断念して入場したので、ダブルパンチを食らった格好で、やたら暑苦しい格好でアンダーワールドを待つ。
カールハイドはなんだか某北島演歌歌手か、あるいはアイルランド出身のロックバンドがポップマートツアーで着ていたようなきらびやかなジャケットを着ていたけれど、ライブが進むに連れて首元には大粒の汗が光り、肩で大きく息をしている様子が、全方位につり下げられたスクリーンにこと細かくプロジェクションされていて、見ている方がなんだか不安になったり、憐憫の情すら浮かんでしまったり、少し複雑だった。お得意のダンスも、思い出したときに袖に出てきて煽って、踊って、という、もう完全にベテランロッドアーティストスチュアートの域。ふだんトレーニングとかしてないんだろうなー。
今回は、個々の曲のアレンジや、それに合わせた照明と映像、それらの分野は完全に練り上げられていて、むしろその完成度の高さが故に、たとえばカールの肉体的な衰えであるとか、あるいはちょっとした曲のつなぎのミス、キックの入り方がほんの一拍遅れても、違和感を覚えてしまったのが実際のところ。とはいえ、どれをとってもいわゆる「贅沢な悩み」の範疇で、今回は、ここ何年か、正確に言うと、2000年以降に見た彼らのライブの中では、たぶん一番よかった。「cowgirl/rez」のくだりでは、すわ、神再びか?!と思わせてくれたし。ただ、やはり全体のインパクトで見ると(特に新曲群)、神にはいたらず。「pearl's girl」「jumbo」やってくれたけどね。

ちなみに「神」はこちら。

「神」おまけ。