地域とか祭りとか跡地とか

取手アートプロジェクト – TAP 茨城県取手市のアートプロジェクト
ヤノベケンジプロデュースの終末処理場に最終日行ってきたのですが、終末処理場っていうネーミング自体で既にオチてるわけで、あとはそこをいかに使いこなすか、使いまくるか。その点ではもっとうまくできたところもあったり、うまく使っていて関心したところもあったり(エアレーションタンクとか)、要は個々の作家がその場所に対してどのようにアプローチするかで変わってくる訳で、こればっかりはプロデューサーとしてもなかなか干渉しづらい部分だったのではなかったと思いますが、それにしてもフィナーレのイベント「終末スペクタル」の酷さばかりはもう少しどうにかしてほしかったです。ただただもういろいろな意味で寒いばかりで、なんだかもう出来の悪いロックフェスを見てるみたいでした。途中ロケットがうち上がってヤノベさんが喜んだりしてましたがあまりよく覚えていません。
全体的にも、お祭り色を強めるという意味では成功していたのかもしれませんが、結局処理場の中だけ人がたくさんいて盛り上がっていて、一歩外に出ると完全に郊外の風景というギャップがなんか空しかったです。「取手のあっちこっちでいろいろやってます」とポスターに書いてあってちょっと期待していたのですが。しかし地方であれだけのことをやるのも相当苦労がいる訳で(アーティストや資金やボランティアを集める苦労ですね)、そのことを考えるとなかなか文句はいえなかったりもします。