あなざーむーぶめんと

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今日が最終日だったこのイベント。ギャラリーやショップなどにアーティストの作品を置いて、それを見たらスタンプを台紙に押してまわっていく。台紙をポスティングすると抽選でアーティストの作品があたるそうです。今年は21C美術館1周年ともリンクしているのですが、もともとガラス細工のアーティストさんたちによって始められて、去年からそれ以外のジャンルのアーティストも加わって規模も大きくなったとのことです。
お昼に21C美術館前の作品兼インフォスペースで自転車を借りようとしたら、今日はもう出払ってしまったとのことで、しかたなくtaxiで横安江商店街入口のcollabonへ。アーケードが無くなっているのを運転手さんから聞いてショックを受けつつ、collabonでイベントスタッフの女性に今日半日で効率よく見て回るルートを教えてもらう。商店街の向こう側の2軒を巧みにスルーして東山を薦めてくることにちょっと引っかかりつつも、浅野川沿いを歩いてbook cafe、ゴーシュ、銀の波と東山近辺を散策。日曜ということで観光客がわんさか(自分も旅人間なので含まれてますが)、前回も来ているところなのにやはり迷いました。うろうろしていたら外国の方に「ギンノナミ…」とか聞かれてとりあえず丁重に「(私も)観光客ですすいません」と受け流したり。「桃組」のとなりのお店(名前忘れた)で昼食とって東山からバスで香林坊へ。
そのあとはdeux egg gallery(ここの2Fはステキな空間です)、[ti:s] hall(nttのテナントが1Fに入っていてそこの2F。ICC的だけどそこまで洗練されてない感じのただのホール)、KiKUと、竪町〜新竪町沿いを歩きながら。KiKUはお店の商品もさることながら作品のコンセプト(狼煙で記憶を呼び覚ますメディアアート)が非常に勉強になりました。
犀川岸を行ったり来たりしながら作品を見たり、対岸に並ぶ学生の彫刻作品を眺めたり、そのあと川沿いの道にあるfactory zoomer / shop でガラス細工、最後に石田屋でテキスタイル的コサージュ的ジュエリー(ようわからん)。
作品の質としてはそこまでずば抜けたものがあるかというとそうではなくて(それは求められていない)、ぽつぽつとしたものでもそういった点在がつながることによって何かの力になるような気はします。むしろ印象的だったのは、どこにいってもほぼ例外なく「どうぞあがっていって下さい」といって靴を脱いであがっていった所に作品がある。つまり他所様のところに入っていって作品を見るという感じ。日本的と言うか、非美術館的と言うか、しかしそこには皆が「いらっしゃい」と気軽に声をかける温かさがあるので敷居のようなものは感じられませんでした。意外なところで発見があって面白かったです。