泯さん!

『メゾンドヒミコ』@新宿武蔵野館
http://himiko-movie.com/
ダンスホールのシーン=弱者が社会とどう関わるのかという、それなりに大事な場面の描き方にちょっと不満が残りましたが、柴咲さん(コウというのはよくよく考えるといい名前ですよね。囲碁のルールの一つだとしか思ってませんでしたが)はいつのまにか「安定期」とも呼べる器になっていてちょっと驚きました。CMで拝見していて、なんだか最近変わったなあとは思ってましたが。ただやっぱり「ジョゼ」の方がすっきりしていて見やすかったんじゃないかと思います。登場人物が増えているのはいいのですがメイクが余り好みではなかったところとか。でも衣装と美術は良かったなあと思ってエンドロールを見ていたら、衣装は北村道子さんでした。オダジョー専属なんですかねえ最近は。(冗談です)
極端な話、泯さんの惜しげも無い存在感がこの映画の見所なのかもしれません。西島さんのいい演技は他の映画でも見れますし。あとは、『運命じゃない人』の主役の方が端役で出てましたけど、吹越満を小さくした感じと言うか、でも味がある感じでちょっとこの後が気になる役者さんです。