ストーリー的、邦楽PV

適当にバンドが歌ってポーズとってるようなシーンばかりで、砂丘で空撮とかして無駄に金かかかってるPVより、何か「お話」を孕んでいるほうがこちらとしては印象に残るというものである。それは歌の内容に関係あってもいいし、無くてもいいのだろう。歌詞の内容と登場人物二人の距離感が絶妙な「ぼくらのルール」斉藤和義、友人の結婚式の為に作ったというレミオロメン「3月9日」は姉の結婚式を見守る妹の視点が切ない曲調とリンクしている。スーパーカー「wonder word」(辻川久々に傑作!)みたいに内容と関係ないようで何かが脳みその奥の方を刺激する作品もあれば、少し古いけど平井堅「RING」(これは何度見てもよいです)みたいに、曲とは全く関係ない世界が成立しているけれど、最後に登場人物がサビを歌うことで両者がリンクするみたいなパターンもある。あと麒麟児の「スウィートソウル」も素敵ですね。演出が微妙に拙い感じで謎ですけど。実和子ビューティ−で許されてるみたいな。結局そこかよっていうのもありますがなんだかんだで大事です。だからドリカムの「やさしいキスをして」も見てしまいます。G-BOYSの彼がちょっと目立ちすぎですが。リップの「dandelion」もまあたまには見ます。

ところで辻川・高木・宇川周辺の作品まとめたDVDが今日青BOOK行ったらあったけどコンテンツが余りにも薄そうでした。お互いの作品「drop do it again」「audio sex」「rehome」一作品ずつと、あとインタビューとか適当に収録。人件費とかのコスト考えると現状はあんなものかしら。でもあれじゃ消費者には魅力が伝わらない。あんまり考えてないのか。